29個目の絣を織り終わったところ。
昨日の
新聞に、私が通っている木工教室の先生が出てる。漠然と疑問に思っていた「なぜ、鹿沼市が木工の街になったのか」にも触れられている(へ~、そうだったのか)。例弊使街道といえば、私の先祖は、京都からの奉弊使に随行する警護の人だったらしい。彼はその後、栃木県に落ち着いたわけだ。水戸の御老公に随行する、輔さん角さんみたいな人だったのかな~?
先日、「アフリカに行きたい(芦原伸・著/街と暮らし社)」を読んで、胸にグサーっとくる一文があった。「声帯が発達していないのでキリンは声が出せない。怪我をした子供のキリンが声もなくライオンに襲われるのは、見ていて哀れさを誘う」というくだりだ。
「キリンって知ってる?」と聞かれたら、「知ってるよ」って答えるよね。子供だって知ってるもん。ライオン、ゾウ、シマウマ、カバなどと並ぶポピュラーな動物。首が長くて、まつげが愛らしく、体じゅうに模様があって、らくだに相通じるもやさしげな顔つきで、走るときの足さばきはコンパスみたい(笑)。でも、キリンは声が出せないなんて、私知らなかった!確かに、大人しくて、のそーっとしてるイメージはあるけど、鳴き声を聞いたことがない。声が出せないのだとしたら、キリン達はどうやって仲間とコミュニケーションをとるのだろう?急に知りたくなってきた。
図書館に「いやいやえん」を返却に行ったついでに「世界動物大百科4・大型草食獣(平凡社)」を借りてきた。さすが大百科!いろんな秘密を教えてくれた(↓)。
(今日の)ここ、ポイント!
・キリンの分布はアフリカ
・妊娠期間は453~464日、しかも子供が生まれるとき、高さ2メートルほどのところから落ちるのに、なぜか怪我をしない。キリンは角をもって生まれてくる数少ない反すう獣。
・寿命は25年(飼育で最高28年)
・9種類もの亜種[ナイジェリアキリン(以下、「キリン」は省略)、コルドファン、ヌビア、アミメ、ウガンダ、マサイ、キタローデシア、アンゴラ、ケープ]
・キリンは天地創造の時に、アイデアの枯れ果ててしまった神様が、残ったがらくたをかき集めて創った“寄せ集めの”動物と言われている(模様のせい?)
・模様は、人間の指紋と同じく、一生を通じて変わることがないため個体識別が可能。体の色は変化するけど。
・最も発達している感覚は「視覚」。「聴覚」「嗅覚」も鋭敏。
ふだんはほとんど声を出さないが、ブーブーといううなり声や鼻をならす声などさまざまな声を出すことはできる。また子供はときどき、とくに困った時などにメェーというような声を出すことがある。
・鋭い棘のあるアカシアの葉や芽を食べても舌にささらないのは、舌と敏感な唇を使って、葉や新芽をひとつづつとりこむ。口蓋には深い溝があり、これとねばねばした唾液を大量に分泌することによって、おしつぶし飲み込むことができる。オスとメスでは、食べる高さを違えることで、競合を緩和することができる。
・しっぽの先端には1mもの黒い毛の房があり、ツェツェバエを追い払うハエ叩きになる。スープ皿ほどの大きさのひづめは子供を守るときの武器になり、前あしの強いキックはライオンを殺すこともできる(とはいえ、子供は別として、ライオンはめったなことでは、でかいキリンを襲わない)。
・自分では掻けない、角と角の間を掻いてあげるとヨロコブ(これはNHKにんげんドキュメント「ピース5歳」で知った)。
まだまだあるけど、この辺にしとこう。
一応、声というか、音を出すことはできるんだね(ちょっとホッとした)。
「アフリカへ行きたい」の感想は、まだまだ続く(機会を改めて)。