三毛猫みーちゃん(仮名)に久しぶりに会いました。彼女も私も出勤途中。しばし立ち止まって見詰め合う一匹と一人。みーちゃん(仮名)に会うと、いい1日という気がします。実際、そうでした(笑)。
立冬だけど、日中ぽかぽか陽気。
シゴトバの敷地に植えたワタを摘みました。
まだまだ開いていない鞘(サヤ)がたくさんついています。
この季節、田舎をドライブすると、すっかり葉が落ちて
強い柿色の実が鈴生りになった木々や、
軒先につるされた干し柿の、
点描画のような風情が郷愁を誘います。
写真は「菊ツリー」。初めて見ました(笑)。
県立博物館入り口にて。
今日と明日は、うつのみや餃子まつりです。
◎烏山の山あげ(栃木県 那須烏山)
今年の夏、このまつりの名前を聞いたとき、「山あげ、って何だろう?」と思いました。何気に図書館でDVDを借りて見てみたら(英語バージョンもついてる!?)、山というのは、道路を封鎖してそこに舞台を設置し、そこで奉納される歌舞伎の背景として、奥行き100メートルにも渡って立てられる(あげられる=背景装置を立ち上げるから)背景の山のことだと初めて知りました。
なるほど、納得!
祭りの準備から、3日間に渡る祭りを紹介する30分の内容でした。
昨日、「奈良大和路の年中行事」という本も借りてきたのですが、その中に「シャカシャカ祭り」というものがあって、栃木県小山市で開催される間々田の蛇祭りと似てるなー、と思いました。栃木県では、もともと4月8日に開催されていましたが、参加する子供の都合からか、現在は5月5日のこどもの日に開催されています。奈良では6月5日に開催されています。4月じゃなくって6月?と思いましたが、それは新暦の話。旧暦で5月13日とのことなのだそうです(でも、どうして5月?月遅れということでしょうか?)。
お祭りや伝統芸能は、旧暦に基づいて開催され、現代社会のシステムとのずれを意識せざるを得ません。関連の地名も市町村合併などでどんどん変わっていってしまいます。それでも、その本に納められる109もの祭りや芸能のバラエティの豊かさ、その行事が連綿と受け継がれていることに驚かされます(もちろん、消えてしまうものもあります)。
日本も、見所があるものだな。「餃子まつり」のようなイベントもいいけれど、その土地土地の個性豊な伝統行事も、改めて見直すのもいいなあ、と思うのでした。地元のお祭りを大切に、楽しんでください。
山あげ(栃木県那須烏山市)
シャカシャカ祭り
間々田の蛇まつり