◎Myオサツカ
きょうは、少々、機道具を手に入れました。
私が掴んでる部分は、オサツカという、櫛目状の筬をはめる枠の、「キツネゴ」と呼ばれる部分だそうです(なにやら、他の呼び名もあるみたいです)。筬、杼(ヒ)などの、主な道具の名前は知っていたつもりですが、さらに細かいパーツにも名前があることを知りました。まだまだ知らないことがたくさんあるようです(笑)。
このオサツカも、金筬(カナオサ)専用と、竹筬・金筬兼用とがあるそうです。私のは兼用だそうです。
◎ミニ栞(しおり)
繋がっていた栞を、1枚ずつ切り離して袋に詰めました。この栞は、来週23日(月・勤労感謝の日)に、栃木県立博物館で開催される「栃木の手仕事体験」という催しのために作りました。
私は、結城紬コーナーで、改良地機でのコースター織り体験を担当します。そんなわけで、これまで紹介してきた機の準備は、このコースター体験織り用だったのです。
体験メニューには、地機による着尺織り体験と、糸つむぎ体験もあり、どちらも伝統工芸士さんが直接指導してくれます!興味のある方は、この機会にどうぞ。
糸つむぎ体験では、自分で取った糸を持ち帰ることができますが、着尺織りとコースター織り(どちらも、タテ・ヨコ糸ともに絹紬糸)は、体験のみで、織ったものを持ち帰ることができません。このため、記念に何かお持ち帰りいただけるものをと思い、ミニ栞を製作したのです。タテ糸はコースター用に準備したものを使いました。
文庫本や辞書などに挟んでお使いいただけます。手つむぎ糸ではなく、タテ糸が絹紬糸、ヨコ糸は栞によってさまざまですが、すべて地機で手織りしたものです。よろしかったら、体験にお立ち寄りください。
手仕事体験の内容は下記のとおりです。参加は無料ですが、材料がなくなり次第終了します。
開催時間:10:00~12:00、13:30~15:30
1.土鈴(来年の干支・虎)の絵付け-素焼きの土鈴に絵付けをします。
2.間々田紐-携帯ストラップをつくります。
3.結城紬-機織りと糸とりの体験ができます。
4.藍染め-ハンカチの本藍染めができます(日下田藍染工房)。
5.組子細工-木を組んでなべ敷きをつくります。