14個目の絣を織っているところです。お巻きの中に2スミを発見。
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紬の里
写真は、先月、有松鳴海絞りの技法(白影縫い絞り)で藍染めしたてぬぐいです。この藍甕は結城市内にある「紬の里」のものです。その下の写真は、てぬぐいを包んだところです。包みを縛った糸は、絞りに使ってまだら藍染になった糸を使いました。このてぬぐいは、落語デビューに連れて行ってくださった太物問屋のご隠居さんへのプレゼントでした。てぬぐい屋さんにてぬぐいをプレゼントなんて、よく考えたら怖いもの知らず!?染液がどのくらい浸透するのかわからなかったので、こわごわ手加減して染めたら、充分に染まらず模様が綺麗に出ませんでした(反省・ゴミ~ン)。
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そして、立原正秋
で、「紬の里」で始めたのは、別に理由があるんです。昨日、図書館でいつものようにリサイクル本コーナーに立ち寄って本を見ていたら、「
紬の里」というタイトルが目に飛び込んできたのです(いててっ!)。
立原正秋の小説でした。機織の世界の話らしいので、とりあえず「これ、いただきぃ~」っ、と手に取りました。立原正秋って、私、読んだことないかも(それか、忘れてる?)。
同じく、棚に並んでた立原の「
坂道と雲と」のカバー解説に、「着物」とあったので目次を見たら、エッセイ集らしく、「着物の匂い」と題するエッセイが「結城紬」で始まっていたので、こちらもお持ち帰りィ。晒を買いに行く途中に寄ったマックで、さっそく「結城紬」の話を読んでみたら・・・かなりおもしろかったんです。今まで、着物についてこんな風に書かれているのを読んだことがありません。この人は、キモノに関して(キモノに限らず)一家言持っているのです(つづく)。
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陽気がいいので
さらさらした物に袖を通したくなって、
先週買ったユニクロ浴衣を着てみました。
午後は、これ着て機織しようと思います。
帯板を使わずに、柔らかい反幅を締め、たすきがけ。
これなら、浴衣でも仕事ができます。
柄は、紺地に唐草が市松に並んでます。
とりあえず木綿の着物(笑)。
えーっと、こういう織りは「綿紅梅」でいいんだっけ(笑)?