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15反目、はじめました
機屋さんに、15反目のかしあげに行ってきました。薄地・直接染色法・100亀甲の着尺です。地色は、灰色がかった桜色のような、なんともいえない渋くていい色で、模様は縦に長いです。その分、トータルの絣の数は、前回のものより少ないです。
今日は、組合の検査の日。先日納品した14反目を、機屋さんが検査に出し、無事に合格したとのこと。織り賃をいただきました。家に持ち帰って続きを織り、1個目の絣を織り終わったところです。
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うちのOK牧場
すべて実話。朝、キッチンに行くと、テレビでは、マイケル・ジャクソン完全無罪のニュース。朝食の支度をしていた母が、開口一番「マイクロ・ジャクソンって・・・」だって(笑)。
ゆうべの7時のニュースで「YAHOO名義のフィッシング詐欺」を見ていた母が、何かを握っているような形にした右手を突き出し、ふりふりしてる。えっ、なに?なにそれ?どうやら「フェンシング」って言いたかったらしい(笑)。「フェンシング」じゃなくて「フィッシング」だよ、と違いを説明しました。
夜、録画していた美空ひばりの特番を見てたら、萬屋錦之助の映像が流れた。母の「よろずやきんのすけ」というつぶやきが、私には「よろずやきんぎょすくい」と聞こえました。
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届きました
ついに届きました。「古典落語大系・全八巻」。この本、三一書房から出ています。こないだの日曜日、高田馬場に向かう途中、曲がるところを間違えちゃって(ひとつ手前の信号を曲がってしまったんです)、適当に細道を通って軌道修正していたら、「三一書房」って看板のあるビルの前を通りました。あら、こんなところにあったのね(笑)。日曜だったので、事務所はお休みだったのでしょう。ビルは閉まっていたようです。古典落語、気になることがいっぱい詰まっているので、手元にこの全集を置いといて、ゆっくり解明していこうと思うんです(老後の楽しみ・笑)。
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2部式着物で
読売新聞に連載中の「時代の証言者」。今は、「世界の旅」でおなじみ兼高かおるさんのお話です。イタリアに行ったときに、日本のものを宣伝しなければと、真珠、絹、トランジスタラジオを持っていったそうです。持っていった2枚の着物は、化繊で上下にわかれた2部式だったそうで、これはテレビ局の人が、服飾研究家の大塚末子さんに依頼して作ったそうです。機内でも5分で着替えられるし、畳めばぺちゃんこになるし、旅行にたいへん便利、と兼高さんは書いてます。
2部式着物を仕立てた大塚末子さん、「新きもの作り方全書(文化局出版)」という本を出しています。私、持ってるんですが、内容ぎっしりでたったの2000円!和裁教室(引越しで中断)に通い始めたときに、半幅帯を作りたいなあと思い、恵比寿駅ビル内の書店で買いました。改めてページをめくってみたら、出てますねえ!「新しいきもの」の章で、「ツーピースのきもの」そして、作り方が紹介されていました。ミシンで縫う「ワンピースのきもの」なんてのもあります!
「兼高かおる 世界の旅」、子供の頃、見ましたねえ。ワンシーン、記憶にあります。遺跡みたいなところを兼高さんが登ってました(笑)。再放送してくれないかな~(笑)。ひきつづき、新聞の連載もおすすめです。