8つめの絣を織り終わったところです。
ラジオから、嘉手苅林昌さんが歌う沖縄民謡「白雲節(シラクムブシ)」が流れています。私が好きな曲です。
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ジャークチキン
イバヤシさんが恵比寿にオープンしたAALAWIができてから、ジャークチキンは作るよりAALAWIで食べることにしていました。ところが、最近はなかなかAALAWIに行けなくて、ジャークチキンに長いことありつけませんでした(笑)。ところが、そのAALAWIで第3日曜にSunday Bubbler(このイベントにも、なかなか行けない)というイベントでレゲエを楽しませてくれるTakkyさんのブログに、お手製ジャークシーズニングで作ったジャークチキンが登場してました。
おほほほ!すごい、これはおいしそう!と、さっそくマネして私も作ってみました。
今日使った材料は、賞味期限の切れた(笑)オールスパイス(ピメント)の粒をフライパンで軽く炒ったもの、タマネギ、ネギ、ニンニク、ナツメグ(ホールをおろし金ですりおろします)、シナモン、塩、黒コショー、砂糖、オリーブオイル、酢、ライムジュース、タイム、ショウガ、醤油、そしてホットペッパーは庭先の生ハバネロ。以上をミルミキサーやブレンダーでスムーズなペーストにします。鳥のモモ肉の両面を、フォークでプッツプツ刺し味が染み込みやすくしたら、ジャークシーズニングを大匙1杯まぶして、ビニール袋に入れてよく揉み込み、冷蔵庫に3時間以上(~一晩)寝かせます。
午後3時ごろ仕込んだチキンを、夕食の支度をする時間に、焼き網に乗せアルミホイルを被せながら、こんがり焼けるまで煙とともに炙り焼きします。肉の大きさは半分くらいに縮んでしまいます。煙がモックモク出ますので換気扇をつけるの忘れずに(蛇足)。
パサパサに焼きすぎないよう、皮や肉の外側を香ばしく焼きあげましょう。
焼きあがったら、指でつまめる程度の大きさにカットして、アルミホイルに乗せるとジャマイカ屋台風に(笑)。
今日のシーズニングは、何かが足りない感じでした。燻された感じや辛さは問題なく、味もどこか懐かしくできたのですけど(笑)。Takkyはなかなか満足な出来だったみたいで、うらやまし~。ブログの写真によると、カットトマトやピーマンを使ってたみたい。野菜の旨みが溶け込んでおいしくできたのでしょうね。
ジャーク発祥の地、ジャマイカのポートアントニオにジャークセンターがあって、そこでインスタントコーヒーが入っていた大きなガラス瓶を使いまわした(←こういうとこが好き・笑)自家製ジャークシーズニングを買ってきたことがあります。あれも、かなり辛かったけど鮮烈なおいしさでした。初めてポートアントニオを訪れた時、通りがかったジャークのお店(ジャークピットがあって、そこで炙り焼きしています)に寄ったところ、まだ早いから夕方来て、と言われ出直したことがあります(炭火でじっくり焼き上げるスローフードなんです)。あの時は、待ちきれずに買ったジャークチキンをつまみ食いしながら三輪タクシーに揺られて帰りました。
私が好きなのは、ポートアントニオのジャークセンター、モンテゴベイならスコッティーズ、ポークピットなど(当時)。少なくとも、こういった本場の味を体験できたのは良かったと思います。それがなければ、自分が作ったものの味が、本場からどのくらいかけ離れてるかがわからなかったでしょう。
でも、ほんとうにお店によって味が違うんです。野外コンサート会場で売ってるドラム缶屋台でも、びっくりするほどおいしいところもあれば、なんじゃこれ?と言いたいようなボケた味もありました(笑)。今日の私のジャークチキンは、特別印象に残らない屋台の味という感じでした(笑)。
ジャークシーズニングのレシピは、ほんとうにいろいろあります。ただ、自家製に挑戦するなら、オススメは生のホットペッパーを使うコト。幸い、ハバネロの種や苗の入手が容易になってきましたし、スコッチボネットの種もeBay(海外オークション)などでも買えるので、ぜひぜひ栽培から挑戦してみてください。それだけの価値はあります。
私が以前作った<ジャマイカ料理のページ>のジャークレシピは、当時扱っていたウォーカーズウッド・ジャークシーズニングのプロモーションの為に書いたものです。今は、この調味料の輸入販売をやっていないので、いずれレシピの書き換えをしなくちゃと思ってます(あのレシピをご覧になった方、参考にならなくてごめんなさい)。
ウォーカーズウッド・ジャークシーズニングは、数あるシーズニングの中で私はイチバン気に入っているので、ジャマイカやアメリカ、イギリスなどで見かけたら、ぜひ入手してみてください。ウォーカーズウッド(英文)のサイトからも、海外通販しているはずです・・・。もちろん、日本に輸入されているジャークシーズニングもおいしいです。とはいえ、この手のシーズニングでは、あの屋台の味の再現をする・・・・ってわけにはいかないのが、はがゆいところです。