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親戚に新年のごあいさつ
今日も着物で。
裾は跳ね上がらなかった模様(母に指摘されなかったので)。
裾線を昨日より下げてみました(昨日はやや短かめだったと思います)。
下前、上前の褄の上げ方に気をつけてみました。
今日は草履にしてみました。
移動中、おだんごにまとめた髪にプラスチックの簪を刺し直していたら、
バキっと折れてしまったので、母の実家で竹の割り箸をもらい代用しました。
帰宅後、洋服に着替えて・・・笑
本の返却。
ゆうパックのピックアップ。
あたたかい靴下を買う。
「心をつむぐ」読了し、「美しいもの」赤木明登・著を読んでいます。
どちらも8日が返却日、真岡市立図書館の本。
着物は、足さばき・ウエスト(帯による)の動きの制限、袖のひらひら、に気をつかいます。
プロフェッショナル仕事の流儀・ICHIRO SPECIAL、観ました。
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地機(じばた←私が織ってる機)と高機(たかはた)
「きものという農業」に、こんなくだりがあります。
「機には高機と地機があり、高機で織るものは、繭から糸をつくり、
生糸としたものを綾織、錦織に織って身分の高い人たちの衣とする。
地機は、繭をいったん広げて真綿状にし、そこから糸を紡ぐ真綿糸を
経、緯共に使い、平織にして丈夫な布に仕上げ庶民が着る。」
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この、地機のところは、まんま結城紬ですよ(笑)。
その出典は、『ほつまつたゑ(秀真政伝紀)』という、縄文から弥生時代にかけ古代文字・オシテで書かれた五・七調のリズムで書かれた詩編で、古事記・日本書紀の手本となったものだそう。
「きものという農業」の著者・中谷比佐子さんは、結城紬は高価でもよそゆきにできないと言われる所以を、柄や色ではなく<地機で織られた>ことが、縄文時代に定められた機織の法に則って現在に伝われているからと説いています。
よそゆき、というか、先染めの紬のような織りの着物は、しゃれ着・普段着と見なされ、フォーマルな場所(礼装)に相応しくないと言われていることはわかっていましたが、なんでそんなに冷遇されるのか納得いかない思いがありました。一説として、織機にそのような見方があったことを私は知らず、単純に、地機が改良され高機になったと思っていただけでした。
地機は庶民の道具~素朴な見た目も、布の持つ味わいも。