●
出会いと再会と
今日は1日かけて横須賀まで出かけました。
ひょんなことで、北欧の手織り機を譲っていただくことになったのです。他の方のブログですが、こんな↓感じの機です(メーカーは違うと思います)。
http://dalahast.exblog.jp/1987179/
大荷物になるので、弟にクルマを出してもらい出発。
横須賀は懐かしい街なのです。レゲエ・ジャパンスプラッシュがよみうりランドEASTから横須賀ポートランド(市が管轄の埋立地を、ジャパスプ開催にあたり、タキオンのスタッフ皆で考え出した名称)に移る時から、社長(横須賀出身)のかばん持ちで、地元市役所などの関係各所に通ったり、会場設営から撤去まで現場に入ってスタッフのおべんとうや宿の手配をしたり、裏方の仕事をいろいろ体験した思い出いっぱいの場所です。
高速を乗り継いで横須賀に到着。待ち合わせの時間まで少々余裕があったので、指定された倉庫近くのファミレスでお昼にしようと駐車場に入ると、見覚えのある会社名が・・・何とそのビルは、ジャパスプのスタッフ弁当をどこに発注したらよいかアドバイスをしてくれたり、会場に飲食ブースを出店した会社のビルでした。何度か通ったことを懐かしく思いだしました。担当の方に、とってもお世話になりました。
時間になったので、倉庫で機の持ち主とご対面。彼女とのあいさつのあと、さっそく織り機ともご対面。彼女のお父さんもわざわざ手伝いに来てくれました(感謝)。皆で手分けして、機を分解しクルマに積み込みました。
あらかた積み終わったところで、彼女としばし話し込んでしまいました。クルマで待っていた弟が呼びにくるほど時間が経っていたようです(笑)。しばらく海外に行くことになった彼女は、引越しを契機に織り機を譲ることにしたのです。いっしょに、糸巻き機や衣装ケース2つ分に詰め込まれた糸もいただきました。紙でできた糸、リネン、シルク、化繊、強撚糸・・・色も太さも表情も性質もさまざまで個性的な糸は、ひごろ真綿から手紡ぎした糸にばかり接している私にとって新鮮です。
機との出会い、新しい生活に入ろうとしている彼女との出会い、そして横須賀の街・懐かしい場所との再会が1日に詰まって、不思議な気持ちです。
写真は織り機のシャトル(杼・ひ)。使い勝手の良かったという板杼(いたひ)もありました。