◎木工教室(作業台)
デジカメ忘れたので、写メでご容赦。脚を組んで、バイスをつけた天板を載せた状態です。
写真はバイス(万力)。これを開閉する棒を、桜の細い角材で作ることになりました。かんなでひたすら角を丸くする作業の途中です。天板の割れ止めチョウチョ(素材はマダガスカル・ローズウッド)の色に合うもの、ということで、サクラ材に決まったのです。
そろそろ次のキャビネットの図面を書かなくてはならないのですが、とっかかりずらい・・・と思っていたら、先生が「図面ができれば半分以上家具は出来上がったようなもの」と(笑)。そう思います、ホントに。何から何まで、どのような寸法にして、どのような構造にするのか、わからないことだらけですけど・・・
◎湯当たり、食あたり、作品あたり
木工教室のあと、宇都宮市立美術館のバウハウス展へ。はじめから解説を丁寧に読んでいたら、あまりの展示の多さか、それとも昨日の遠出のせいか、昼ヌキだったためか、気分がフラフラに。予定していた県立美術館まで回ることができませんでした(笑)。
フランク・ロイド・ライトの椅子をまじまじ見てしまいました。正面から見たバランスとか、脚のカタチとか。良い悪い、好き嫌いと関係なく、このような形をイメージできるってことが私に足りないトコなもんで。ロイドさん関係で我が家にあるのは
ガラスのタイル。
あっ、それから家具のセクションにあった、馬の毛(ホースヘア)で編んだソファーのクッション・背もたれ部分妙に気になりました。素材感や艶が。
◎もうひとつの収穫
三瓶さんのギャラリー・トークの中で、郡山市立美術館で常設展示されることになった佐藤潤四郎(郡山出身の工芸家、ガラス&金工)さんのこと。佐藤潤四郎さんは芸大時代、平山郁夫さんと先輩後輩関係にあり、平山さんは薬師寺とつながりがあったことが縁となって、三瓶さん(美術館開設時、佐藤潤四郎さんの作品を展示することを勧めた)の元に、薬師寺に奉納された木綿の晴れ着(子供)がやってくることになった・・・という経緯があったといいます。
そこで、企画展の鑑賞が一段落したので、2階の常設展示を見たところ、あの!鉄のフレームにガラスを吹き込んだ佐藤さんの作品があったのです。鉄のフレームに吹き込んでガラスがぷっくりしちゃったカタチといえば、しばらく前になんて呼ぶのかとても気になってdiaryにもモヤモヤを書き綴っていたのでした。↓
これとか
あれとか
それといった具合に・・・
佐野作品では、<鍛鉄(たんてつ=佐野さんは金工家でもありますから、自分で鉄を叩いてフレームから制作しました)吹き込み>と表示されていたのです。下記アドレスのページ内「第2楽章 鉄とガラスのコンチェルト」に出てきます。通常は「鉄枠吹込」と呼ばれているようです。はー、かなりスッキリしてきました。
http://www.db.fks.ed.jp/mov/10018.003/10018.003.00001.html
それから、そうそう!
これとか
あれも(笑)。
薬師寺には、佐野潤四郎さんが作ったガラスの舎利器が納められているそうです。