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このままでは泣いてしまう
今日は、年末のドサクサに紛れてアサクサへ。初めて行く浅草演芸ホールで、今年最後の落語の見納め聞き納め。場内に入りますと、まばゆいばかりの提灯と、ありましたありました「酔心」の額が。ここでは、西田敏行さんやTOKIOの長瀬君主演のドラマ「タイガー&ドラゴン」も撮影されました。
4時すぎに着いたら、昼の部の終わり頃でしたが、場内は1階も2回も満席で立ち見客までいます。ひょえ~、ずっと立ち見?と、心配に(体力持つでしょうか?)。昼の部の最後は「大喜利」。「大喜利」というと、笑点の「大喜利」を連想しますが、やっていたのは「二人羽織」。座布団並べるのばかりが「大喜利」じゃないんだ~?・・・と、落語初心者口ぽか~ん状態(笑)。
幸い、午前の部が終わると、かなりのお客さんが帰ったので、1階の座席を確保することができました(2階席は、屋根裏から覗いてるみたい。傾斜の具合でちょっと見づらいので、1階がオススメです)。昼の部は混んでいると聞いていましたが、その通りでした。
午後の部は、あまり時間を置かずに始まりました。最初は目立った空席も、時間が経つうちに埋まって行きました。寄席の内容は、落語、曲芸、色物、音曲、講談、漫才、マジックを組み合わせて飽きないようなプログラムになっています。が、このホールは防音になっていないらしく、救急車のサイレンや、外を歩く人の声が聞こえてきます(笑)。これと関係があるのか、すきま風というか冷たい空気が入ってきて、持っていたひざ掛けが重宝しました。冬場に行く場合は、あたたかい格好をして、風邪の予防にマスクを持って行くといいと思います。
また、噺を聞いている途中に、床になにやら影が行き来しているので、よく見たら一匹のネズミが(笑)。壁にあいた穴から、出たり入ったりあたりを注意深く伺いながらちょろちょろ。寄席の入り口には、人間用とネズミ用があるようで(笑)。
今日のトリは古今亭 寿輔 。高座を見るのは初めて。夏には怪談噺、年末には人情噺(「文七元結」「芝浜」を2大人情噺と呼んでいるらしいです)が定番と聞いていたとおり、「ラーメン屋」。実は、この高座を見た人のブログ(http://blog.so-net.ne.jp/utsubohan/archive/20051227)でわかったのですが、「ラーメン屋」は、柳家金吾楼が有坂勉の名前で作った落語だそうです。寿輔さんの噺に引き込まれ、「まずい!このままでは泣いてしまう!!」と思いながら、目ん玉はナミダの膜に覆われていました(笑)。下席最終日ということで、最後は3本締めで終わりました。商店街の店先に飾られていた門松の、見たことがない縄の結び目の処理が珍しかったり・・・。
写真は、かっぱ橋商店街で頑張ってるかっぱ。今日も発見いろいろ。
帰宅は午前2時。それから録画したチャングムの誓い2本を見る。あ~、ねむ!!