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北風と太陽
おつかれさまでした~。6時過ぎに機を降ろして、はたし(地機)を分解して、機屋さんに電話連絡をしました。機屋さんが「どうでしたでしょうか~?」・・・というので、糸がひどく切れていたことを報告すると、「私が実演して、そういう問題はなかったですねえ・・・それは、糊のつけ過ぎでじゃないでしょうか~。糊をつけ過ぎても、乾燥してるとよけい切れやすくなってしまうんですよ~」
【ミニ解説】手でつむいだ糸は、撚ってないので切れやすくとってもデリケート。このため糊をつけて補強して使います。織っているときにも、湿度や摩擦などでタテ糸は毛羽立つので、必要に応じて糊を引くのです。
と、いうわけで、
切れすぎたのは、わたしのせいよ♪(古っ!)
糊のつけ過ぎって、今までは、それほど感じたことがなかったので、今回はよくよく、つけ過ぎるとどうなるかがわかりました。毛羽が収まる程度に糊をつければ良いのだそうです。あ~、そんなことで躓いていたなんて・・・遅まきながら、またまた機屋さんの的確な指導に学んだのでした。もう、私のあとから機屋さんで織り始めた紬織物支援センターの修了生は、私と同じ模様を3ヶ月で2反仕上げて何の問題もなかったそうです。私は、今回の機には、かなり手こずっていたんです。
糸が切れるから糊をつける
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糊をつけるから乾燥して糸がなお切れる
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なお糸が切れるので、さらに糊をつける
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ますます糸が糊でカチカチになって、糸が切れる
こんな悪循環だったんです。
旅人の外套をぬがせようと、北風ピューピューしてたようなもの。
駅に着いたら、ちょうど新幹線が到着したところ。着物のまま、荷物ころがしながら走って間に合いました(笑)。大宮~宇都宮はたったの25分!軽くうとうとしてるうちに到着しました。
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ジャマイカ初の女性首相
家についたら、不在の間に届いた多数のジャンクメール。そんな中、友達から、ジャマイカでは、ポーシャ・シンプソンがPNP代表に選ばれ、今月末には首相に就任というニュースも。彼女は、私がジャマイカ政府観光局の仕事をしている時、ジャマイカのスポーツ観光大臣でした。2000年、キングストンで開催されたJAPEXという観光トレードショーでの、説得力あるスピーチが忘れられません(笑)。その頃から、彼女はジャマイカ国民に人気があって、将来は首相になるよ、と言われていました(
ニュース・・・って、先月のニュースだったんですね。最近、ジャマイカの新聞をチェックしたなかったので、全然知りませんでした)。ジャマイカは、女性の社会進出という点で、日本よりも進んでいます。