18個目の絣を織っているところです。
図書館で、チーズ料理の本を借りてきまして、台所にある野菜でキッシュを作ろうと、タルト生地を作ったものの、卵の数が足りないことに気づき、つづきは明日に先延ばし・・・やれやれ。
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今年のスタンプ
きのう、川上澄生美術館で年賀状スタンプ押してきました(写真・暗くてごめ~ん)。この時期、翌年の干支の図柄を、澄生の年賀状から取ってスタンプにし、来館者は館内でハガキ(自分で用意する)などに押印できるんです。図柄は、イノシシが大・小2種、それから羽根突き(こちらは昨年もありました)。スタンプの色は、黒、赤、オレンジ、紫、緑(だったよね、たしか)を自由に使えます。せっかくスタンプ押したのですが、実は我が家は喪中につき、年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。
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南蛮
で、現在開催中の企画展「川上澄生と物語~南蛮の系譜をたどって」の感想ですが、川上澄生って、いったいどのくらいの作品を作ったのかしら・・・いつ行っても、見たことの無い作品に出会えるのです。作品の中には、手彩色といって、あとから色を入れるものがあるのですが、色は輪郭の中をベタ塗りするのでなく、ちょん、ちょん、と一部に色を差しているのです。なのに、作品全体を眺めたときには、色が重過ぎずカラフルに見えるのです。また、手彩色の作品をは眺めていると、輪郭線+色彩=ステンドグラス、を連想させられます。
一連のイソップ物語の挿絵版画と、その版木が展示されていましたが、私がいつか彫ろう彫ろうと思って、100円ショップで買い求めたハガキサイズの版木(2枚で100円・笑)と、まさに同じサイズでした。版木も、彫る人によって価値がぜ~んぜん違ってしまうのですね。
さて、2枚目の写真、この図柄を初めて見たときは、川上澄生!?って思っちゃいましたが、実はコレ、(確か)スペインの古い時計の文字盤なんです。タイル絵ですね。川上澄生の南蛮船をモチーフにした作品には、似たような感じの作品があるのです(3枚目の写真・ハガキ)。時計の文字盤は、星が船の周囲をぐるりと囲んでいますが、澄生作品には、波がぐるりと囲んでいます(違うパターンの波もあります)。
実は、川上澄生のこうしたデザインは、彼独特のものだと思っていたのですが、そうではなかったんですね(彼が、デザインを真似た!と言っているわけではありません。こういう図柄を見たことがあるのか、影響を受けたのかは、私には知る由もありません。ただ、彼だけではなかったという、新しい発見ができたのです。あしからず)。
いろいろ検索してるときに見つけた、苫小牧市博物館の「版画家詩人・川上澄生の世界」。よくまとまっているので、澄生について手っ取り早く知りたい方は、ぜひごらんください。
http://www.tomamin.co.jp/kikaku/03/kawakami/kawakami.htm