◎35反目はじめました~今、結城縮が人気!
やはり<百聞は一見に如かず>と、機屋さんに縮のキモノを見てもらったところ、やはり石下紬でした。でも、めずらしく機屋の奥さんは、袖の長さを手のひらを使って確かめたり、裏を見て「キレイだわ」と感想を述べたり、裾を見て擦り切れていない良い状態なので「いくらも着ていないか、洗い張りをして仕立て直したかでしょうね」、と言い、キモノを羽織ってました。帰りにも、「もう一度!」と、キモノを包んだ風呂敷をほどいて、結城縮の柄をまじまじと見つめていました。そして「これは、本場の縮みと言ってもわからないようだわ」と言っていました。でも、絣の糸が太く、地機で織るときの糸はもっと細いそうです。
今日は35反目のかしあげです。今回はシンプルな緯絣(ヨコガスリ)の飛び模様です。
機屋さんを出たのは夕方4時ちょい前。せっかくだから、と、通り道の小山の指導所へ(現・紬織物技術支援センター)。ちょうどN先生がいらっしゃったので、またしても縮を見てもらったり、近況報告をしたり。
機屋さんでも、指導所でも、今日は行く先々で「この頃、結城の縮、人気あるのよね」と聞きました。嬉しい!私も結城縮、好きだもん。それに、今ちょうど単衣の着物の季節!昔は縮が多かったのに、今では希少な存在に。それがかえって珍しいのか?価値なのか?着心地、肌触りの良さが見直されてきたのか?単衣で仕立てるから胴裏が少ない分安く仕立てられるところも魅力なのか(注・縮の袷仕立もあります)?結城縮が人気だという話は、明るい話題だと思います。たくさん出回っていたのなら、さぞかしいろいろな模様があったのでしょうね。昔模様の結城縮ばかり集めて見てみたいと思います。
私も、「限定モノ」とか「今、あまり出回っていない」ってコトバには弱いからなあ・・・(笑)。
ジョイフル本田内のガソリンスタンドで、Noriちゃん値段(レギュラー159円/L)を少々入れ、ジョイフル本田2FのOLD FRIENDSで目の保養、染織用品コーナーでふのりを見つめるも、買わず。
図書館に寄り、粟野館にある「もめんの着物」をリクエスト、新刊コーナーからは、先月25日に出たばかりの「日本民藝館へいこう」と、予約していた本1冊を借り、帰宅。